総合職 電池・電子材事業室

電池・電子材の世界で
新しいビジネスに挑戦できる喜び

電池・電子材事業室について教えてください。

世界的な脱炭素化の動きの中、電気自動車の需要が拡大すると見込まれています。電池・電子材事業室は、この電気自動車に搭載されるリチウムイオン電池の原料であり、三菱商事RtMジャパンの「新たな成長の芽」と成り得るニッケル・コバルト・リチウムの3資源を取り扱うべく、2017年に新設されました。急成長を遂げている電池材市場で、中長期に渡ってこれら資源の安定調達/供給を担うことを目標に、新たなビジネススキームを模索していくことがミッションです。

電池・電子材事業室には、ニッケル・コバルトを取り扱うラインと、リチウムを取り扱うラインがあり、私はニッケル・コバルトを取り扱うラインで営業を担当しています。長年かけて仕込んでいたプロジェクトが稼働し、このプロジェクトで生産される製品のマーケティングに一丸となって取り組んでいます。ビジネスを広げていくための課題は多いですが、金属資源商社として長年の歴史の中で育んできたノウハウと、三菱商事グループとしてのバックグラウンドを活かした世界中の市場関係者とのネットワークを武器に、電池材市場における更なるプレゼンスの拡大を目指しています。若手のうちから新規案件に取り組むことができる環境なので、非常にやりがいがあり、アイディアを実現するために主体的に動くことのできるスピード感のある組織だと思います。

入社からどのような挑戦をされていますか。

新たなビジネスを生み出す為には、私自身も新たな視点を大事にし、成長しなければならないと感じています。まだ成熟しきっていない電池材のマーケットでビジネスを生み出すためには、特にマーケット全体への俯瞰力・洞察力が求められます。具体的には「ニッケルの需要はどの分野でどの様に伸びるのか?」「車載電池の種類は今後変わっていくのか?」等、川上から川下まで幅広く見渡してアイディアを出すことが必要です。私は、まず業界の知見を身に付け、そこから新しいビジネスにつながる糸口を見つけようと日々挑戦しています。

電池材は、主なサプライヤーは海外のメーカーで、販売先も日本のみならずグローバルなので、英語力が必須です。私は海外留学経験がなく、英語が得意ではなかったので、一から英語の勉強をやり直し、オンラインの英会話レッスンも受けています。英語力上達の秘訣は、まずは恥ずかしいと思う気持ちを無くし、アウトプットをすることだと思っています。まだまだ勉強中ではありますが、日々のメールや電話でも積極的に英語を使い、徐々に成長してきたな、と感じています。

仕事をする上で大事にされていることは?

「善は急げ」「急がば廻れ」の精神です。この2つは相反するもののように思われますが、仕事上ではどちらも重要と考えています。「善は急げ」に関しては、これまで、お客様とのやり取りで、直ぐに対応した方が良いことがあっても、他にやる事があって後回しになってしまうことがありました。しかし、これでは、後々スケジュールが間に合わなくなったりして、ビジネスチャンスを逃すことにもなりかねません。その為、最近は思い立ったらひとまず着手する、行動に移す、ことを心掛け、小さなチャンスも潰さない事を大切にしています。

また「急がば廻れ」に関しては、忙しくなってくると気持ちが焦って空回りし、却ってミスを起こしてしまうことがありますが、急いでいるときこそ、落ち着いて丁寧に作業を見直すことが、ミスなくスムーズに解決できる、最短の道だとわかってきました。仕事ではこの2つを特に心掛けて行動するようにしています。

プライベートで楽しんでいることがあれば教えてください。

海に泳ぎに行ったり、山や高原に行ったり、自然豊かなところに出かけて休日を楽しむことが多いです。最近は、近場の山でのハイキング等、身近な自然を楽しむようになりました。ソロキャンプにも挑戦したいと思っており、自然の中で一人静かに過ごす1日を夢見て、今はキャンプグッズを買い揃えているところです。

今後のお仕事の目標について教えてください。

電池材で、中長期的なビジネススキームを作り上げること、その商流を軌道に乗せる事が今の大きな目標です。その為に、まずは業界の情報収集・知見の蓄積に努め、電池材のエキスパートとして様々な提案ができるようになりたいと考えています。入社して1,2年目は、先輩方が交渉を進める姿を横で見ている機会が多かったですが、今後は本格的に自分が主体となって契約交渉を進めていけるようになりたいです。また、動き始めたプロジェクトを軸に、更なる新規案件の発掘/新商品の取り扱いを模索し、電池材業界内でのプレゼンスを高めて行きたいと考えています。

※役職・所属は取材時のものです。

One Day Schedule

ある日の1日のスケジュール

9:15
メールチェックから始業。
9:30
電池材の市況/Newsをチェックし、レポートを配信。
10:30
契約書作成や通関業務の確認など、各種実務を行う。
12:00
昼食休憩。
13:00
取引先から入っているメールの返信。
14:00
顧客との面談。
16:30
面談の議事録を作成。
17:30
次の日の面談の下準備をして、終業。