総合職 経理部
営業管理チーム

会計・税務の知識を備えた専門家として
営業をサポートしていく

現在の担当業務を教えてください。

経理部の仕事というと会計や財務のイメージかもしれませんが、当社の経理部は主計・営業管理・財務の3チームに分かれています。私の在籍している営業管理チームの仕事は、営業支援。主には2つの業務があり、日々の営業活動の会計面と税務面のサポート、予決算業務のサポートを行っています。営業管理チームのメンバー1人につき、複数の営業部局を担当し、私は鉄鋼原料本部の原料炭・コークス事業部、鉄鉱石事業部、ステンレス原料事業部の、3つの事業部のサポートを行っています。

会計や税務のサポートがどんなものかというと、まず、フロントに立つ営業は、お客様と商品の輸出入等の契約を行います。輸出入の手続や伝票発行等は、通常は営業部局で完結するものです。しかし契約内容や会計処理が会計や税務面で問題ないか、確認が必要になることもたびたびあります。会計・税務面で専門的な判断や確認が必要になったときが、私たちの出番。担当の営業部局から相談や問い合わせが来ると、その都度調べて返答します。特に新規契約の場合は、手続き上間違いがあってはいけないので、相談を受けることが多いですね。営業ともミーティングを行いながら、適切な契約や会計処理が行われるよう、サポートします。

営業管理の仕事ではどのようなところが大切ですか?

営業と積極的にコミュニケーションを取って、日頃から相談をしやすい環境を作ることです。営業からすると、顔見知りで話しやすい担当者がいいですよね。私はコロナ禍の中途入社で、オンライン中心で業務をスタートしたため、最初は問い合わせがあまり来ないので、心配になったこともありました。当たり前なのですが、まったく会ったこともない人には相談しにくいのは仕方がないことです。そこでまず大切にしたことは、私自身を知ってもらうことと、担当営業部局にどのような人がいるのかを知ることでした。前職の金融機関では、法人営業の経験があり、そこで培ったコミュニケーションスキルには自信がありました。質問にはすぐ答え、また出社時には積極的にコミュニケーションを取って、少しずつ互いの理解が深まるよう心がけました。メールやチャットで質問を受けた際にも、時間があれば相手の席まで出向いて、直接話をするなど、顔を見せることも大切にしています。こうした努力の結果、現在では在宅勤務を織り交ぜる状態でも、気軽に問い合わせてもらえる信頼関係が築けています。

また営業支援というと、営業の望むことをひたすら叶える存在だと思われがちですが、経理部は会社のコーポレート部門に所属する存在です。そのため、「営業支援」と「牽制機能」とのバランスも大切です。どちらかに偏り過ぎないように考えて働きかけ、例えば営業からの依頼事項に対して相手の意向に沿わない回答をする時も、営業になぜそうなったか、背景や理由を論理的に説明し、納得してもらうようにしています。両方の役割をしっかり果たしているからこそ、信頼してもらえると思います。

三菱商事RtMジャパンのいいところはどこですか?

三菱商事グループであることから、取引規模の大きな案件や、過去に例のない新しい取引スキームに数多く挑戦する環境が整っています。三菱商事からの出向者も多く、優れた人が数多く働いているので、毎日が刺激的で、学べることがたくさんありますね。

前職での経験から金融の知識はありましたが、この会社では国際税務をはじめとする、新しい分野の経理についても学び、成長できると期待し、転職してきました。商品デリバティブや国際税務など、毎日これまでにない新たな知識を学んでいます。年次に関係なく、やる気があれば若手でも重要な案件に携われる社風にも感謝しています。それぞれの案件には前例のないものや、定型のない質問や相談が多く、自分自身で考えながら業務を進めていく力が問われています。しかしだからこそ、チャレンジ精神も高まります。社内の研修制度だけでなく外部の研修制度も充実しているので、成長意欲がある人にとっては、一回りも二回りも伸びる環境が整っていることも魅力的です。

プライベートはどのように過ごしていますか。

プライベートは子どもとずっと一緒に過ごすなど家族の時間を大切にしています。平日、業務が早く終わった日は、子どもとお風呂に入り、寝るまで遊びます。夜は一緒に早めに寝てしまうことも多く、規則正しい生活を送ることができていると思いますね。今は子どもが鉄道に夢中なので、休日は電車を見に遠くまで出かけることもあります。最近は埼玉の鉄道博物館の見学や、SLに乗車するために大井川鐵道のある静岡県まで行きました。会社はフレックスタイム制度が浸透していて有給休暇も取りやすく、平日に遊びに行くことができるのが嬉しいですね。おかげで共働きでも子どもと過ごす時間をたくさん取れています。

子どもと遊んでいると、あっという間に時間が過ぎていきます。日々成長して行く姿を見られるのは、かけがえのない時間です。子どもが幼い時間は短く貴重なものなので、これからも家族とのプライベートの時間を大切に過ごしたいと思います。

この先の目標を教えてください。

まずは周囲から会計や税務のスペシャリストとして認めてもらえるよう、今後も知識の習得に励んでいきたいと思います。いろんな分野や資格に興味がありますが、中でも当社の業務と関係性の深い国際税務に強い人材に成長したいですね。ほかの人が持っていないスキルや知識を積極的に獲得し、社内で唯一無二の存在になることが目標です。

当社の営業支援の仕事は単に社内事務処理のサポートに留まらず、国際貿易に関連するさまざまな会計・税務に関する知識を持った上で、営業に助言やサポートを行います。規模の大きな、新しいスキームができていく中で、会計・税務の観点から問題がないか確認していく、責任ある立場です。そして、会社が新たなことに挑戦すれば私達も前例のない案件に出会うことになり、全体を俯瞰する大きな視野での働きができる仕事だと思います。当初は一般的な経理のイメージで入社しましたが、ぜんぜん違っていて、ダイナミックで日々新鮮で面白いですね。専門知識を深めると同時に知識の幅を広げてレベルアップを遂げ、会計・税務面から当社の企業価値向上に貢献できる人材として成長していきたいと思います。

※役職・所属は取材時のものです。

One Day Schedule

ある日の1日のスケジュール

9:15
子どもを保育園に送ってから出社、メールチェック
9:30
営業管理チームでの打ち合わせ。判断に悩むことの相談事項が中心
10:00
打ち合わせ中に届いたメール・チャットのチェックや、資料チェック
12:00
社員食堂でランチ
13:00
営業と新規取引に関する打ち合わせ
15:00
問い合わせや打ち合わせに関する調べ物。問い合わせには可能な限りその日のうちの返答を心がける
17:30
定時で業務を終了し、退社