01私がこの仕事に込める「志」
留学経験を活かし、世界を舞台に価値を創造する
高校時代に1年間、ドイツに留学していました。大学時代も国際関係を学んでおり、こうした経験や知識を活かして海外を舞台に仕事がしたいという思いから、商社を中心に就職活動をしていました。
入社後は2年間、新規産業を対象としたビジネスを展開する部署で、水素関連の商材を取り扱っていました。その後、取引先である工業用貴金属の加工メーカーへ出向。2年間過ごした後に、レアメタル事業部に配属となり、今に至ります。

02共に挑み、共に創るということ
ビジネスに必須なのは「地道なプロセス」
前述したメーカーへ出向中、ある加工技術のセールスプロジェクトに携わっていたときのことです。多くの会社から引き合いが来ていたのですが、予算感や生産体制等で折り合いがつかず、なかなか契約まで至らない状況が続いていました。そこで当時の上司とも話し合い、契約が実現しそうなマッチング度の高い企業や業界を今一度精査することになりました。精査には丸2日間を要しましたが、これによりマーケティング戦略の解像度がぐっと上がり、どの会社に、どのようにセールスを行えば良いのかが明確になりました。
現在は出向期間満了に伴い、本プロジェクト担当からは外れていますが、これが功を奏し、現時点で契約成立の直前の段階にあると聞いています。改めて、ビジネスにはこうした地道なプロセスが必須であることを痛感した出来事として、印象に残っています。
03私の「芯」
半分は自分のため、もう半分はチームのため
高校から大学まで約7年間、武道をやっていました。その教えのなかに「半ばは自己の幸せを、半ばは他人(ひと)の幸せを」という言葉があります。意識やエネルギーの半分は自分のために使いなさい。なぜなら自分がしっかりしていないと、人の役に立つこともできないから。そして残りの半分は他人に向け、他人の役に立つことを心掛けなさいという意味です。
日々業務に追われていると、どうしても自分のことで精いっぱいになってしまいがちです。でも商社の仕事はチームプレイが原則。忙しくて周りが見えなくなりそうなときは、この言葉を思い出し、上司や事務職の方、取引先など、いつも自分を支えてくれている周囲の方への気配りを忘れないよう、心掛けています。


04この場所で、実現したい未来
埋もれた技術を発掘し、より良い社会の実現に貢献する
「売れない技術は技術じゃない」。これは、前述した出向先でのセールスプロジェクトに携わっていた際の、上司の言葉です。研究所とは異なり、企業では売れて初めてその技術の存在価値が認められます。裏を返せば、ポテンシャルを秘めているにも関わらず、ニーズを発掘できないせいで埋もれてしまっている技術が、数多く存在するということです。
メーカーは技術や商品知識は持っていても、売るノウハウを持っていないことが多々あります。だからこそ、自分たち商社がそういった技術に新しい価値を見出し、そしてその技術を潜在的に欲している企業や業界を探してきて、マッチングさせる。そして、新たなビジネスを創造していくことが求められているのだと思います。これを実行することで、より良い社会の実現に貢献することが、私のビジョンです。

05これから入社する人へのメッセージ
怖くても一歩踏み出せる人は強い
商社の営業職の根幹は、新しいビジネスを開拓すること。そのためには、これまでに全くお付き合いのない会社や業界の方にも会いに行き、価値を感じてもらわなくてはなりません。どんな反応が返ってくるかも想像がつかないような商談に臨むのは、やっぱり怖いです。でも、怖いからこそしっかり準備するし、そうすることで自分自身の知識やスキル、コミュニケーション力も身に付きます。こういった場面を共に乗り越えて成長したいという気概のある方は商社パーソンに向いていると思いますし、ぜひ一緒に仕事ができたらうれしいですね。
06キャリアパス
| 2021年 | 入社 新規産業ビジネススチーム 水素関連商材 担当 | |
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| 2023年 | 出向 取引先の工業用貴金属加工メーカー | |
| 2025年 | 復職 レアメタル事業部 | 
- 役職・所属は取材時のものです。